新潟県柏崎市高柳町角出で小林康生さんが和紙をすいている。 同氏は一旦廃れた角出部落の紙すきを再興し”越後、角出和紙”と命名し製造販売しているものである。
雪の降る前に、コウゾを刈り取り大釜で蒸してから皮を剥き、その後包丁で表皮を削り取って雪の上でさらす。
この皮をソーダ灰か木炭灰で4時間ほどかけて煮た上ビーターにかけて繊維状にして紙すきにかける。
すいた紙は水分をしぼった上ヒーターで乾燥するが、上質のものは今でも杉の一枚板にはって天日干し漂白している。